インド列車の旅(1)
2014年 05月 05日
旅と言ってもチェンナイからトリッチーまでほんの5、6時間の乗車で、広いインドでは旅のうちに入らないかも?
昔は窓口に行列して切符を買うのも大変でしたが、今やオンラインで予約ができるということで、出発前に日本で予約しました。Cleartripという旅行会社経由で予約する方が簡単ということで、そうしてみたのですが、特に問題もなく予約完了。
一番の問題は行きの列車の席がなかったことで、同じ日の列車の中ではマシなものを選んだのだけど、購入時点でウェイトリストの10番と11番でした。
前日日本からチェンナイに到着し、夕方にエグモア駅で現状を確認したところ、まだウェイトリスト4番と5番で、「席は空くはずだから、翌朝発車時刻の1時間くらい前に駅に来るように」ということでした。
言われた通りに早めに駅に行ったところ、あっさり座席番号を与えられました。
時間があったので、駅構内の食堂で朝ごはんを食べて・・・
しばらく待っていると乗車予定のMs Guruvayur Expressという列車がホームに入ってきました。
ここで、自分が乗る車両を見つけるのがインド鉄道利用時の最大の問題だったりしますが、何とか見つけて無事乗車しました。
予約していたのは、AC 2 Tier (2A)というクラスで、エアコン付きの(AC)、2段寝台(2 Tier)ということになります。昼間なので寝台でなくてよかったのですが、エアコン付きの普通の座席というのがなかったと思います。
乗り込んでみたら、もう朝なのに完全に寝台車の雰囲気。
そして、昨日までキャンセル待ちだったというのに、乗客はほとんどいなくてガラガラなのはなぜなんだろう?(笑)
窓(壁)に対して垂直に4人分の寝台があって・・・
向かい側は窓に沿うように2人分の寝台があります。(下段は椅子の背もたれを倒すと寝台になる。)
もう少し安い3 Tierにしか乗ったことがなかったけれど、2 Tierだと広々しています。
インドのエアコン付きの車両の窓は色がついている上、綺麗ではないことが多いので、あまり車窓から景色を楽しむことはできません。
というわけで、寝台を活用してお昼寝してエアインディアでの移動の疲れを癒したり、車内販売や途中駅でおやつを買って食べたりして過ごしました。
このサモサはViluppuramというちょうど中間地点くらいの駅で買ったもので、非常においしかったです。ちなみに北インドのサモサはじゃがいもが入っていることが多いけれど、タミルナードゥでは、玉ねぎや人参が具になっていることがほとんどです。
これは、Indian Railways特製(?)のトマトスープです。これが無茶苦茶胡椒が効いていて、冷房されている車内でも体が温まる感じでした。私たちは気に入ったけど、子供や辛いものが駄目な人は飲めないかもしれません。
チェンナイ エグモア駅で買った水はRail Neerというものでした。昔は一般企業が作った水を売っていたはずだけど・・・
そんなこんなで1時間ほどの遅れで、Srirangam駅に到着しました。
ちなみに、買ったものの値段は下記のような感じでした。インドに行くと何もかも面倒くさくなってしまい、メモを取っていなかったのか、メモの保管場所を忘れたのかも分からないありさまですが・・・
Egmore-Srirangam AC 2 Tier切符: Rs.710/人(諸手数料込)
エグモア駅での朝食(ポンガル・ワダ): Rs.25くらい
Rail Neer: Rs.15くらい(他のミネラルウォーターより安い)
トマトスープ: Rs.20くらい